ここのところの何回かのブログで農民としての天候に関する思いを書きました。それからわずかな時間が経過した後で7月5日からの中国・四国地方を中心にした大雨による大災害が発生してしまいました。多くの方がお亡くなりになり、未だ生存の確認がされない方がたくさんいらっしゃいます。被災された皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

昔、学生時代の「地理」か何かの授業で、瀬戸内海に面したこの地域は地中海性気候で降雨量が少ない地域、と教えられた気がします。年間1000ミリ程度の雨量のように記憶していますが、今でもそういう気候なんだろうと思います。これまで大量の降雨に見舞われることが少なかった地域で想像を絶するような雨が降り、河川の氾濫や土砂崩落の災害が発生してしまったということでしょうか。山の斜面と市街地が非常に近い地域もあったようです。これまでは災害など発生しなかったからだんだんと近づいていってしまったのかもしれません。ふりかえって、私が住む松本・安曇野地域も内陸性の気候で降雨量は年間1000ミリ程度。一時間に降雨100ミリなどという雨は見たこともありませんが、昨今の異常気象により「ゲリラ豪雨」という短時間の激しい雨を見る機会は増えました。決して他人事ではありません。想像を絶する気候変動は着実に私たちに近づいてきていると思わなければなりません。以前に自然の前で人は無力、という趣旨のことを書いたように思いますが、だからと言って手をこまねいていいわけではありません。最近の東日本大震災以降だけでも大災害は片手では足りないほどの回数が発生しています。地震や大雨という人間の力では止められない原因によるものですが、被災の苦悩から再起し、起ちあがるという教訓が国民全体で共有できるように、政府も自治体もあらゆる能力を結集していかなくてはならないと思います。

「禍は忘れたころにやってくる」というのは昔の諺です。現代では、一度発生した災害から完全に復興する前に次の禍(災害)が襲いかかってきてしまうことがあります。この惨禍の対策はやはりその時にしっかりとやらなければ。後回しにしたり取りあえずの対処だったりすると結局「あの時しっかりやっておけばよかったのに」ということになります。人間が作ったものは壊れてしまいます。だとしたらどういうやり方が今考えうる最善か。そこに集中しなくてはいけませんし、災害からの復興途上の地域ではぜひそうあってほしいものです。

政府が自治体に対して交付税の前倒し交付を行い「躊躇なく災害対策を」と言っています。国民に対して真実を語らず、自分たちのやりたいことをドサクサまぎれに進めている安倍政権のこと。アリバイ作りに走っていることはわかりきっていますが、こんな時くらいは誠実に国民に寄り添ってもらいたいものです。しかし、本性丸出しの政権運営が続いています。国民の犠牲に寄り添うフリをして実際には「あぐら」をかき「高プロ」であったり「カジノ」であったり手前勝手な法律を作っています。いつの間にか「水道事業の民営化」も成立させてしまいました。どうにかなりませんか。本当に。