天変地異というか天災というか、予想もできず人間の力では太刀打ちできないほどの自然の大きなエネルギーに改めて「畏敬の念」を強くしました。

6月25日の朝、長野県の南部、木曽郡王滝村と木曽町を中心とした地域で地震がありました。「震度5強」ということで心配された被害は、けがをされた方もいらっしゃいましたが総じて小規模な影響にとどまり一安心というところでした。その後、7月3日あたりから雨が降り始め、台風3号が来襲という相乗効果で長野市や白馬村などいくつかり自治体で大雨による災害予測に対応して避難指示などが出されました。梅雨前線が長野県より北に位置し、もしかしたら梅雨明けになるかも、などという予測もされていますが果たしてどうなるのでしょうか。「神のみぞ知る」ところということでしょうが、人間も英知を結集して予測したり防御したり、想定される事象に対応できるように努力を積み重ねています。地方自治体は特に住民生活との関係で言えば「直接」ですからまさに「寄り添う」体制が求められています。各々の自治体職員の皆さんの「いざ」という時の活躍には本当に心からの敬意と感謝の気持ちが湧いてきます。日々の積み重ねが職員の力の源ですね。

東京都議会議員選挙の結果が話題になっています。「自民党大敗」と小池都知事一派の勝利などが中心ですが、醜いなぁと思うのは、安倍政権を支える政治家やその周辺の皆さんの言動や行動です。秘書に暴力を振るった議員や疑惑の渦中にある団体からよくわからない200万円を受け取った議員などいましたが、事実を事実として認めざるを得ないのに「入院」して逃げてしまったり、金の受け取りを認めつつも「きれいな金だ。嘘じゃない」というような根拠のない説明をしたり。国民は、「どう考えてもこいつらおかしいぞ」と思っているのに、「俺は潔白だ。悪いことをするはずがないだろう」と言われても辟易して眺めているのにそれがわからないんですねぇ。

とどめは防衛大臣様。都議選で自民党候補の選挙応援の演説で「防衛省・自衛隊・防衛大臣として…」なんて叫んでしまい、後から官房長官に指示されて「発言を撤回」し、「誤解を招きかねない」という理由でシラを切りとおすお方です。この方は司法試験に合格して弁護士の仕事もされていた方で法律のプロのようですが、一連の報道を見ていて感じるのは、「この人は国民のために働いてはいないな」という率直な印象です。「印象操作」という言葉が好きな総理大臣もいましたし、その総理大臣の発言をそっくりなぞって「常識的」という官房長官もいます。

中央省庁の方々はよく「地方には任せてはおけない」として「技術的助言により遺漏なきように」、などといちいち指示を出しておられますが、その根底にある彼らの国民に対する責任感というのは「技術的」な問題なんですね。机上で考えた理論上ではそんなことにならない。という理屈で国民を犠牲にしても被災地には「長靴」も履かずに出かけるんですから。

私たち公共サービスに従事する現場の労働者は、机上の空論がどんなものかをよく知っていますから、「俺は正しい。理屈ではこうなるはずだった」という言葉をそう易々と住民に向かって言い放つことはありませんよね。しかし、このところ報道される議員の発言も官僚といわれる人たちの発言も国民に対してはなんと無責任に発せられるのでしょうか。

都議の皆さんは少しわかったかもしれませんが、もう少し国民の力に「畏敬の念」を抱かれたほうがよろしいかと…