610日の投・開票で新潟県知事選挙がたたかわれています。前知事の米山さんが女性との「ハラスメント」の問題で辞職され、急きょの選挙戦となりました。争点はやはり日本最大の原発を動かすかどうか、です。

柏崎刈羽原発。東京電力の発電所です。柏崎市と刈羽村というそう大きくない自治体にまたがって立地しているこの施設は、いかれた方はわかりますが、壮大な施設です。420万平米、7基の発電施設があり最高出力821万キロワット。淵を沿うように国道352号が通過しており、あまり人気が無く、昼間なのにとても静かな場所です。

選挙戦は事実上の一騎打ち。安倍政権が命がけで推す元副知事で官僚出身の候補と野党が全面的に支援する柏崎市議3期と新潟県議1期目の途中という女性候補「池田千賀子」候補のたたかいです。この選挙は沖縄の名護市長選挙で安倍政権が取った戦術をそのまま取り入れています。つまり、名護市の辺野古に新基地をつくるかどうか、を争点にせず、生活基盤の整備などにすり替えた自民党候補が勝ったように、新潟では原発のことには一切触れず、生活インフラ整備の約束を展開、裏では建設業界を中心にあらゆる業界団体が政権幹部や自民党幹部とともに水面下で締め付けをし、金をばらまき、徹底的に利益誘導作戦を展開しています。宗教団体も電話戦術などで大々的な支援を展開中です。

安倍政権のこの間の政権運営は、「国民の皆様に丁寧に説明」と言いつつ国民に対する思いのかけらも見せずに、自分のやりたいことをやりたいようにやるために「改ざん・ねつ造・嘘八百」を重ねてきています。新潟県知事選挙ではこの安倍政権に対する国民世論の影響が怖いため、ともかくステルス作戦を敢行しているのです。

「モリ・カケ」も「セクハラ」も自衛隊の日報隠しも働き方改革のデータ改ざんも、最終的には「個人の責任」と「犯罪性の有無」に擦りかえられ、政治が本来求められている「結果に対する責任」は安倍政権の閣僚の誰からも聞かれませんでした。「疑わしきは被告人の利益」というのが刑事訴訟の鉄則ですが、謙虚さや慎み、羞恥心とか、およそ人として信頼に足る人柄というものとは全く無関係にこの国の政治家は鉄面皮のごとくに仕事をしておられるようです。残念という言葉では尽くせない思いが蓄積しています。

610日、新潟の決戦ではありますが、この国の在り方に一石を投ずることが可能なたたかいでもあります。どうか親戚・お友達、仕事がらみでもなんでも結構。「池田千賀子」が良いと新潟県民にお伝えください。絶好のチャンスなんです!!